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彰化銀、三重市内の一等地を売却へ


ニュース 建設 作成日:2009年8月25日_記事番号:T00017472

彰化銀、三重市内の一等地を売却へ

 
 彰化銀行は24日、台北県三重市で抵当権が設定されている新燕実業の社有地(1万5,800坪)を競売により売却すると発表した。同用地は建設中のMRT新荘線先嗇宮駅の出口に位置する一等地で、注目を集めそうだ。最低入札価格は80億台湾元(約230億円)以上が見込まれる。25日付経済日報が伝えた。

 同用地はMRTの駅に隣接しているため、開発価値が高く、これまでに頂新集団、冠徳建設などが入札に関心を示している。このうち、頂新集団は傘下の味全食品工業が同用地の彰化銀に次ぐ抵当権者となっており、仮に落札できなくても債権回収につながるメリットがある。

 同用地は味全新荘工場跡地で、新燕実業への土地売却をめぐる紛争を経て、味全が容積率600%の建築免許を保有している。味全に認められた容積率は現在の法定容積率210%の3倍に当たる。このため、頂新集団以外が落札したとしても、味全から建築免許を譲り受けることになるほか、頂新集団との共同開発も選択肢となる。それだけに、いずれのシナリオでも、頂新集団が開発の主導権を握る可能性が高い。