液晶パネル大手、友達光電（ＡＵＯ）の劉軍延副総経理は、ＡＵＯが31.58％を出資し、同氏が董事長を兼任する米国の電子ペーパーメーカー、シピックス・イメージング（SiPix Imaging）が、電子ペーパーディスプレイ（ＥＰＤ）の月産能力を現在の20万枚（６インチ換算）から、今後３年で台湾域内で約100億台湾元（約290億円）を投じ、2010年下半期に300万枚まで拡張するとの計画を明かした。25日付電子時報が報じた。
シピックスの生産能力は、既存の米サンフランシスコ工場で現在、月20万枚（同）だが、華亜科技園区（桃園県亀山郷）内の林口工場が10年上半期に量産に入った段階で月100万枚に増え、さらに同年下半期には３倍に拡大する見通しだ。また同時期、林口工場にはＥＰＤの研究開発（Ｒ＆Ｄ）から材料やモジュールの生産までを担う一貫生産ラインが完成する予定だ。
