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M1B急増、過剰流動性で株価下落懸念も【図】


ニュース 金融 作成日:2009年8月26日_記事番号:T00017498

M1B急増、過剰流動性で株価下落懸念も【図】

 
 中央銀行が25日発表した7月の金融情勢によると、市場の流動資金を示すM1Bは前年同期比で20.64%増となり、過去5年で最高を記録した。市場関係者は資金のだぶつきに対する警戒シグナルと受け止めており、資金回収が株価下落につながることを懸念する見方も浮上している。26日付経済日報が伝えた。
 
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 ただ、中銀関係者は「近年は株式市場に流入する外国資金が増えており、株価上昇がM1Bを増やす結果を生んでいる」として、M1Bの増加を単純に過剰流動性ととらえ、今後の株価動向を判断すべきではないとの見方を示した。

 金融機関の定期預金は7月に529億台湾元(約1,514億円)減少したのに対し、普通預金は1,661億元増加し、預金者が資本市場への投資に備え、定期預金を切り崩していることが分かった。7月の普通預金残高は前年同期比22.57%増の8兆7,000億元となり、過去最高を記録した。