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南僑のQ2純利益、前年通年の10倍を記録


ニュース 食品 作成日:2009年8月26日_記事番号:T00017504

南僑のQ2純利益、前年通年の10倍を記録

 
 食品大手、南僑化学工業は第2四半期の純利益が1億1,800万台湾元(約3億3,800万円)となり、2008年通年の約10倍を記録した。同社が中国で展開するビアレストラン「宝莱納餐庁(Paulaner Brauhaus)」や油脂事業の好調に支えられての大幅成長だ。また上半期累計の純利益は1億2,200万元で、同期1株当たり利益(EPS)も0.5元と過去10数年で最高となった。26日付工商時報が報じた。

 南僑の陳進財総裁によると、同社は本業での業績が安定して成長を続けているほか、近年本業以外の投資事業の整理を進め、今年から不確定なマイナス要因を排除できたという。

 今年6月以降、ファストフードチェーンなどの揚げ油で、基準以上の酸化度や、ヒ素が検出された問題では、食用油を納入する南僑も、陳飛龍会長が先頭に立って自社製品の安全を強調し、進んで検査を行った。しかし検査でヒ素が検出されなかったこと、同問題発生以降チェーン店などで毎日揚げ油を交換するようになったことから、南僑にとっては「災い転じて福となす」という結果となっている。