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パネル価格、「既に合理的な水準」=奇美総経理


ニュース 電子 作成日:2009年8月26日_記事番号:T00017513

パネル価格、「既に合理的な水準」=奇美総経理

 
 奇美電子(CMO)の王志超総経理は25日、液晶パネル価格は既に合理的な水準に達しており、9月は10~15%の上昇が見込めるものの、今後月ごとに上昇するような状況は終わり、第4四半期には安定するという見方を示した。第4四半期に供給過剰となって価格が急落するとの見方も一部で出ているが、これについては「現在在庫水準は健全で、急落する懸念はない」と指摘した。26日付聯合報が報じた。

 王総経理は業界景気の見通しについて、来年は需要増が期待でき、産業秩序が徐々に回復すると楽観的な見方を示した。また、パネル価格の安定に伴い、10月以降は出荷成長率が下落を始めるという見方も明らかにした。

 一方、川下のテレビメーカーからは、台湾域内市場の需要低迷が続いているため、パネルの値上がりを価格に反映できない状態で、第4四半期も需要低迷が続けば、川上メーカーまで影響が及ぶ可能性があるという指摘も出ている。