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サムスンとLGがパネル相互供給、台湾メーカーへの依存度低下


ニュース 電子 作成日:2009年8月26日_記事番号:T00017514

サムスンとLGがパネル相互供給、台湾メーカーへの依存度低下

 
 韓国のサムスン電子とLGエレクトロニクスが25日、パソコン用液晶パネルで9月から相互供給を行うと発表したことで、台湾パネル業界では2社からの受注額減少が懸念されている。26日付経済日報は、台湾メーカーは生き残りをかけ、中国ブランド顧客との提携を強化し、積極的に中国市場開拓を図るべきだと指摘している。

 韓国メーカーはこれまで、台湾メーカーから大量にパネルを調達していた。また台湾大手メーカーにとっても、韓国メーカーは出荷枚数の3割以上を供給する重要顧客だった。

 ただ、2007年から韓国政府主導でサムスンとLGの相互供給実現に向けた取り組みが進められ、今回初めてPC用パネルについて、サムスンがLGから17インチを、LGがサムスンから22インチを購入することで合意した。年間の取引総額は2社のパネル販売額の約1割に当たる1,000億ウォン(約75億6,000万円)に達するもようだ。テレビ用パネルについては依然合意形成に至っておらず、今後の進展が注目される。