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ロトくじ賞金9億元よこせ!当せん者の友人が提訴


ニュース 社会 作成日:2009年8月27日_記事番号:T00017517

ロトくじ賞金9億元よこせ!当せん者の友人が提訴

 
 「威力彩」と呼ばれる人気のロトくじで、今年7月2日に9億2,000万台湾元(約26億円)の1等を当てた当せん者の友人が、「当たりくじは友人同士でカネを出し合って購入したものだ」と主張し、高雄地裁に提訴した。27日付聯合報が伝えた。

 原告は「カネを出し合って買ったのに、当せん金を独り占めされた」と訴えており、当せん金受取人の銀行口座にある税引後の当せん金7億4,000万元は現在裁判所により凍結されているという。宝くじの高額当せん金をめぐり、裁判が起こされたのは台湾の裁判史上で初めてとみられ、当せん金の帰属、分配などに関する裁判所の判断が注目されている。

 当たりくじが出たのは高雄市小港区の「漢生彩券行」で、経営者は「当せん者は周辺の中国鋼鉄(CSC)か台湾国際造船の従業員ではないか」と話している。

 くじを運営する台湾彩券は、係争中の案件なのでコメントできないとしているが、当せん金の支払いは当たりくじの持参者に支払われる規定となっており、手続き上の問題はないとの認識を示した。