ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

PC用バッテリーの新普、中国電気自動車市場に進出へ


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2009年8月27日_記事番号:T00017534

PC用バッテリーの新普、中国電気自動車市場に進出へ

 
 ノートパソコン用バッテリー大手、新普科技(シンプロ・テクノロジー)の宋福祥董事長は27日、韓国系バッテリーセルメーカーと提携し、中国の電気自動車向けバッテリー市場に参入すると表明した。5年以内に出荷を月間2,000組以上に伸ばし、数百億台湾元(1元=約2.85円)の売上高を目指す。同社は裕隆集団傘下で研究開発(R&D)を手掛ける華創車電の電気自動車プロジェクトにも電池メーカーとして唯一参加しており、今後自動車向け電池をノートPC用と並ぶ主力としたい考えだ。27日付工商時報が伝えた。

 宋董事長は最近、LGエレクトロニクスやサムスン電子との接触を進めており、「バッテリーセル技術と品質では、日本と韓国がリードしているが、コスト面では韓国が優勢だと判断した」と述べた。

 また、ノートPC用バッテリーでは今年、世界シェア22%を維持し、出荷量は3,500万~4,000万組を見込んでいる。なお来年は日本のノートPCメーカーからの受注を目指すとしている。

 同社の上半期売上高は151億5,000万元で、1株当たり利益(EPS)は4.35元だった。第3四半期は売上高94億~95億元、EPS2.85~2.95元と予測している。