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BenQのインサイダー取引訴訟、一審で無罪判決


ニュース 電子 作成日:2009年8月27日_記事番号:T00017537

BenQのインサイダー取引訴訟、一審で無罪判決

 
 明基電通(BenQ)の李焜耀董事長を含む幹部5人がインサイダー取引など証券取引法違反の罪で起訴された裁判で、桃園地裁は26日、被告全員に無罪判決を言い渡した。同社は「ついに潔白が証明された。正義の判決に感謝したい」とのコメントを発表した。27日付経済日報が伝えた。

 起訴状によると、李董事長らは2002年12月期決算で巨額損失を公表する前に、4人の従業員名義で保管していた自社株を売却し、売却益を海外に設立したペーパーカンパニーにプール。決算発表後に株価が急落した局面で、プール資金で自社株を買い支えたとして、インサイダー取引の罪に問われた。

 桃園地裁は「株式を売却した時点で、被告が損失の規模を既に知っていたとは認められず、インサイダー取引には当たらない」と判断した。このほか、背任、横領、マネーロンダリング(資金洗浄)などの起訴事実についても、証拠不十分で無罪とした。