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ECFAの是非問う住民投票案、審議委で否決


ニュース 政治 作成日:2009年8月28日_記事番号:T00017547

ECFAの是非問う住民投票案、審議委で否決

 
 住民投票実施の是非を審議する行政院公民投票審議委員会は27日、民進党が提出した、政府が中台間で締結を目指す「両岸経済協力枠組み協議(ECFA)」に関する住民投票案を賛成4、反対13で否決した。28日付自由時報が伝えた。

 民進党の提案は「ECFA締結を台湾人民による住民投票で決定すべきか」という内容で住民投票を実施するものだった。

 審議委は「議題内容が不明確で、なおかつまだ発生していない事実に関して住民投票を実施しようとしたため」と否決理由を説明したが、民進党は「否決理由は牽強付会だ。絶対に妥協しない」と反発を強めている。

 審議委は馬英九政権下でメンバーが新たに任命されたばかりで、野党提出の住民投票案に否定的な結果が出ることはある程度予想されていた。同日の審議でも国民党所属の委員が突然「十分に審議は尽くされた」として、審議打ち切りを提案するなど、与党側の強引な議事運営があったことは否めない。民進党側は行政訴訟などで徹底的に争う構えだ。