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ダライ・ラマ訪台、中国が民進党を非難


ニュース 政治 作成日:2009年8月28日_記事番号:T00017548

ダライ・ラマ訪台、中国が民進党を非難

 
 チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世が、民進党が首長を務める中南部7県市の招きで水害被災地で法要を行うため、今月30日に訪台することが正式に決まった。これに対し、中国・国務院台湾事務弁公室(国台弁)は27日、「いかなる形、いかなる立場であれダライ・ラマの台湾訪問に強く反対する」という声明を発表した。28日付聯合報が報じた。
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ダライ・ラマの訪台は3回目。馬総統は中台関係への影響を避けるため面会しない方針だ(中央社)

 国台弁の報道官は、「大陸(中国)の各界が台湾の災害復興に相次いで支援の手を差し伸べている中、民進党の一部がダライ・ラマ訪台を計画した目的は、得難い良好な局面にある両岸(中台)関係を破壊することにあることは明白だ。こうした企みは必ず両岸同胞の反対に遭うだろう」と、民進党を名指しで非難した。

 国台弁は一方で、馬英九政権および国民党への批判は控えた。

 国民党の張栄恭副秘書長はダライ・ラマの訪台について、「奇襲されたような感覚を受ける、政治的な真珠湾事件だ」と感想を語った上で、「訪台を拒絶していたら、民進党は政府を批判しただろう。政府が訪台に同意しても、大陸が反発して被災地への支援を取りやめでもしたら、大陸を人道に背いたと批判しただろう」と民進党の戦術を分析した。