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太陽電池用ウエハーの中美晶、第2四半期の黒字確保


ニュース その他製造 作成日:2009年8月28日_記事番号:T00017559

太陽電池用ウエハーの中美晶、第2四半期の黒字確保

 
 年初以降、需要低迷から価格下落が続いた太陽電池業界で、太陽電池用シリコンウエハーの中美矽晶電子(シノアメリカン・シリコン・プロダクツ)は、第2四半期純利益が前期比60%減となりながらも、何とか380万台湾元(約1,080万円)の黒字を確保した。売上高は22億4,200万元。28日付蘋果日報が伝えた。

 同社幹部は、需要減でも出荷量は伸びたが、6月初旬に販売価格が過去最低となるなど、利益確保が困難な状況だったと述べた。その後価格は小幅上昇、需要は急回復しており、第3四半期はフル稼働が見込まれるため、年産能力280メガワット(MW)を年内に400MWまで引き上げる構えだ。

 一方、太陽電池の新日光能源(ネオソーラーパワー)は、第2四半期売上高が20億8,500万元で、本業での赤字が5億8,000万元に上り純損失3億9,800万元を計上した。ただ、7月は売上高10億元の水準を回復、出荷量も過去最高となったという。

 このほか、▽昱晶能源科技(ジンテック・エナジー)▽益通光能科技(イートン・ソーラーテック)▽緑能科技(グリーン・エナジー・テクノロジー)▽嘉晶電子(プレシジョン・シリコン)▽陽光能源控股(ソーラーギガ・エナジー)──などはいずれも第2四半期の赤字が確定している。