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デルタと独BASF、新冷却システムを共同開発


ニュース 石油・化学 作成日:2009年8月28日_記事番号:T00017561

デルタと独BASF、新冷却システムを共同開発

 
 電源大手の台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)と独化学大手BASFは、省エネ能力に優れた磁気冷却技術を使った新たな冷却システムを共同開発する。新技術では既存の冷却システムに使用されている冷媒が不要となり、冷蔵庫やエアコンなどに応用が見込まれている。2011年の実用化を目指す。28日付工商時報が伝えた。

 磁気冷却技術は1930年代に発明された古い技術だが、素材価格が高いため、これまでは実験室段階にとどまり、実用化されていなかった。デルタとBASFは今後、新素材の「マンガン混合物」を使った技術開発を進める。新技術を使うと、冷蔵庫の圧縮機では電力消費量が最大で50%低下する見通しだ。

 新技術が従来の冷却システムに代わり、冷蔵庫やエアコンに広く採用されれば、デルタの業績に大きく貢献する新事業となる見通しだ。