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作成日:2009年8月31日_記事番号:T00017575
3カ月で携帯買い替え、流行遅れ恐怖症にご注意

今ではすっかり生活の一部となっている文明の利器、携帯電話。携帯端末業者の統計によると、台湾では約7割の若者が、平均1年ごとに携帯電話を買い換えているという。
ところが最近、3カ月~半年ごとの短いサイクルで携帯を買い替える若者が増えている。新しい物好きでハイテク信仰派の彼らは、新しい機種が発売されるや、「自分の携帯は遅れていてダサい。友達に笑われる」と思い込み、居ても立ってもいられず衝動的に買い替えてしまうのだ。不要になった古い携帯は友人に売ったり、ネットオークションなどで転売するらしい。
また頻繁に携帯を買い替える理由として、「紛失」も多いのだという。こちらは新機種が出る前に買い替えを余儀なくされている。
ヒルトンホテル創業者を曾祖父に持つ米国のセレブ、パリス・ヒルトンさん(28)は、そんな若者の代表格だろう。携帯電話もファッションの一部として流行に合わせる彼女は、携帯をよくなくすこともあり、約2カ月ごとに新機種を手にしている。
これまでに使った携帯は、モトローラのRazrV3、T-Mobile社のSidekick、ブラックベリーカーブ、ブラックベリーツアーなどなど。彼女をの使用歴を見れば、携帯電話の歴史が分かると言われるほどだ。
また携帯電話は、「持っていないと不安になる」「鳴ってもいないのに、呼び出し音が聞こえる」「半時間も電話が掛ってこないと、携帯が壊れたのかと疑う」――こういった依存症を引き起すこともあるという。携帯ごとき機械に振り回されないようにしたいものだ。