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新型インフル対策、衛生署がタミフルとマスク供給へ


ニュース 社会 作成日:2009年8月31日_記事番号:T00017576

新型インフル対策、衛生署がタミフルとマスク供給へ

 
 行政院衛生署疾病管制局は30日、新型インフルエンザ(H1N1型)の流行が拡大する中、25万人分のインフルエンザ治療薬タミフルを台湾全土の末端医療機関450カ所に対し供給することを決めた。また7日以内にマスク200万枚(販売単価6台湾元=約17円)を全土のコンビニエンスストアに供給する。31日付経済日報が伝えた。
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新学期が始まり、新型インフル感染防止のため学校の入り口で体温測定を受ける児童(31日=中央社)

 疾病管制局によると、タミフルを備蓄している末端医療機関は現時点で150カ所に過ぎず、これを拡大したい考えだ。

 またマスク供給は、31日からの新学期開始による不足や、悪徳業者による価格のつり上げを避けるための措置だという。

 疾病管制局が30日発表した感染状況によると、入院者数は直前の2日で21人増加し、累計75件に達した。また元行政院衛生署長で中央研究院院士の陳建仁博士によると、感染者数は6月の12人から、週ごとに2倍のスピードで爆発的に増加し、現在1万2,000人にまで達している。今後、早期に感染者を発見して投薬治療など有効な対策を打たなければ、これを上回る速度で拡大すると警告している。