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石化メーカー、PVCなど9月より値上げ


ニュース 石油・化学 作成日:2009年8月31日_記事番号:T00017589

石化メーカー、PVCなど9月より値上げ

 
 石油化学各社は、アジア地区での需要増による相場上昇を受け、9月からポリ塩化ビニル(PVC)およびエチレングリコール(EG)、高純度テレフタル酸(PTA)の価格を引き上げる。31日付経済日報が伝えた。

 業界関係者によると、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)と華夏海湾塑膠(チャイナ・ゼネラル・プラスチックス)、大洋塑膠工業(オーシャン・プラスチックス)は既に9月分のPVCの輸出オファー価格を1トン当たり20米ドル引き上げているが、受注が好調なため再調整を決め、9月は前月比3.3%上昇の930米ドルとなる。

 このほか、PTA原料のパラキシレン(PX)について、出光興産がアジア地区の9月契約価格を1トン1,170米ドルまで引き上げたことから、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)や中美和石油化学(CAPCO)もコストをPTA価格に反映させ、9月の輸出オファー価格は1,000米ドルを超える可能性もありそうだ。

 なお、南亜塑膠工業(南亜プラスチック)や東聯化学(オリエンタル・ユニオン・ケミカル=OUCC)、中国人造繊維(中繊)は、9月のEG契約価格について、世界大手のMEグローバルや英石油大手BPの1トン80~100米ドル値上げに追随する見通しだ。