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ステンレス2社の台湾域内価格、300系は9月前半据え置き


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年8月31日_記事番号:T00017590

ステンレス2社の台湾域内価格、300系は9月前半据え置き

 
 燁聯鋼鉄(YUSCO)と唐栄鉄工廠のステンレス大手2社は28日、9月前半の国際ニッケル価格が下落したこと受け、台湾域内向け300系熱延、冷延コイル、シートの同期価格の据え置きを決定した。その他の製品については1トン当たり1,000~2,000台湾元(約2,820~5,650円)引き上げる。また、輸出が好調なことから、輸出向け価格は1トン当たり30~60米ドル値上げするとともに、輸出の比重を高めていきたいとしている。29日付経済日報が伝えた。

 ロンドン金属取引所(LME)のニッケル価格は8月上旬、1トン2万1,000米ドルまで上昇したため、300系の熱延・冷延シートの域内価格は、1カ月で1トン当たり1万5,000元上昇した。しかし、LME28日付の9月前半のニッケル価格は同1万9,000米ドルに下落し、300系製品の域内価格据え置きにつながった。

 YUSCOによると、値上げを予定する製品の上げ幅は、台湾域内向けで▽300系ビレット、1トン2,000元▽400系熱延・冷延、同1,000元▽316L熱延・冷延、同2,000元──。

 輸出向けは、▽300系熱延・冷延、1トン60米ドル▽400系熱延・冷延、同30~50米ドル──の値上げとなる。