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新学期開始、登校時の体温測定で大混乱


ニュース 社会 作成日:2009年9月1日_記事番号:T00017611

新学期開始、登校時の体温測定で大混乱

 
 台湾全土で31日から一斉に新学期が始まったが、教育現場に感染防止策の統一ガイドラインが示されていないため、現場では混乱が相次いだ。
 
T000176111

各学校の近くではマスクをして登校する多くの児童の姿がみられた(31日=中央社)
 
 1日付蘋果日報によると、台北市の光復国民小学では、登校時に児童3,000人を対象に体温測定を実施したが、4カ所の検査ブースで対応しきれず、猛暑の中200人が校門の外に長蛇の列をつくる騒ぎとなった。保護者からは「(新型インフルで)熱を出す前に暑さでやられる」との不満の声が上がった。

 敦化国民小学に通う児童の保護者は「体温測定の流れの設定に問題があり、めちゃくちゃに並んでいるため、学校に入るのに20分もかかった。毎日これでは天下大乱だ」と怒り心頭だ。

 体温の測定方法もばらばら。校舎に入る前に検査する学校があるかと思えば、教室内で測る学校もある。

 台北医学大学公共衛生研究所の呂淑妤副教授は「政府は体温測定の基準ややり方について基準を示すべきだ」と指摘した。