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タイヤの正新と建大、海外工場の拡張計画を加速


ニュース その他製造 作成日:2009年9月1日_記事番号:T00017618

タイヤの正新と建大、海外工場の拡張計画を加速


 タイヤ大手の正新橡膠工業と建大工業は、上半期と第2四半期の業績が好調だったこと、および欧米市場の需要回復を受け海外での生産能力拡張計画を加速させる。1日付経済日報が伝えた。

 建大は960万米ドルをかけ、中国天津工場の生産能力を拡張する。主にラジアルタイヤや半製品などを生産する予定だ。

 なお、米国が中国製タイヤへの特別セーフガード(緊急輸入制限)発動を検討中で、中国製タイヤに追加関税が導入されれば、少なからぬ製品が中国市場に流れて価格下落が起き、正新や建大にとってマイナス要素になるなると懸念されている。

 ただ正新はこれについて、中国では市場をアフターマーケット(AM)を主なターゲットとし、品質やブランドの位置づけも中国メーカーとは重ならないため、セーフガードが発動されても影響は少ないとしている。

 さらに、供給地をタイやベトナムの工場などに分散させることで対応できるとしている。