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コンパル、筐体の巨宝精密に追加出資


ニュース 電子 作成日:2009年9月1日_記事番号:T00017633

コンパル、筐体の巨宝精密に追加出資

 
 ノートパソコン受託生産大手の仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)は31日、ノートPC用筐体(きょうたい)世界最大手の巨騰国際控股と共同出資する筐体メーカー、巨宝精密加工に対し、4億9,900万台湾元(約14億円)を追加出資したと発表した。巨宝精密はコンパルに対し、現在の金属筐体に加え、第4四半期からプラスチック筐体の供給も開始し、将来的にはコンパルの需要の30~40%を賄う予定だ。1日付電子時報が報じた。
 
 今回の出資によりコンパルの巨宝精密への出資額は、累計で17億7,700万元となる。巨宝精密の筆頭株主は依然、持ち株比率50%を超える巨騰国際だが、コンパルの持ち株比率も30%を超え、第2株主となっている。
 
 コンパルは垂直統合を進めることで生産コストを低減できるほか、その他筐体メーカーとの価格交渉を有利に進められ、最近ノートPC分野での展開を積極化する鴻海科技集団(フォックスコン)に対抗する重要な要素になるとみている。