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作成日:2009年9月2日_記事番号:T00017651
キャッシングカード、100万枚割り込む
行政院金融監督管理委員会(金管会)が1日発表した統計によると、今年7月末時点のキャッシングカードの流通枚数は99万枚となり、クレジットカードおよびキャッシングカード債務問題が発生する直前、2005年10月のピーク時の380万枚から25%の水準まで落ち込んだ。2日付経済日報が報じた。
キャッシングカードによる借入額は前月比20億台湾元減(2.6%減)の736億元(約2,082億円)で、これも05年10月のピーク時3,100億元の23%の水準だ。延滞債権比率は2.889%で、発行金融機関18社のうち、慶豊銀行が26.461%と最も高く、次いで▽聯邦銀、17.65%▽DBS銀、6.17%▽万泰銀、3.15%──となっている。
7月末時点のクレジットカードの有効カード枚数は1,864万枚で、リボルビングローン残高は2,227億元。7月の決済額は前月比187億元減(12%)の1,371億元。金管会では、7月の減少理由について、6月は5月末の端午節の連休の影響で消費が高水準だったためと説明している。延滞債権比率は1.25%で、発行金融機関40社のうち、慶豊銀行が5.1%となっているほかはすべて3%以内に収まっている。