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台塑石化、原料貯蔵タンクでコスト削減


ニュース 石油・化学 作成日:2009年9月2日_記事番号:T00017655

台塑石化、原料貯蔵タンクでコスト削減

 
 台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)はこのほど、コスト削減に向け、8万立方メートル規模のプロパン、ブタン貯蔵タンクを建設した。これに伴い、ナフサ使用量を15%削減することが可能になる見通しだ。

 同社によると、ナフサ価格高騰時、代替原料としてのプロパン、ブタンの使用比率はこれまで10%だったが、9月以降はこの比率が15%以上に高まる。

 市場関係者によると、台塑石化は独自の発電プラントを持っていることなどから、ナフサの自給率が60%に達しており、同社のエチレン生産コストは、一般的なナフサ分解プラントに比べ30%低い。今後は低コストで中東のライバル企業に対抗していく。

 台湾中油関係者によると、台塑石化のエチレン生産コストは台湾中油のほぼ半分だという。台湾中油も同様の貯蔵タンクの建設を計画しているが、使用開始は2015年以降にずれ込む見通しだ。