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プレス加工の長隆精業が倒産、自動車メーカー対応に奔走


ニュース 自動車・二輪車 作成日:2009年9月2日_記事番号:T00017656

プレス加工の長隆精業が倒産、自動車メーカー対応に奔走

 
 自動車板金部品のプレス加工を手掛ける長隆精業(桃園県楊梅鎮)が27日突然倒産し、自動車各社は生産ライン停止に追い込まれる事態を避けるため、対応に奔走している。また長隆の債務状況が複雑なため、同社に提供していた金型の回収が進んでおらず、裕隆汽車や国瑞汽車、中華汽車工業など大手5社の代表は、朱立倫桃園県長の呼び掛けで、きょう(2日)にも対策を協議する。2日付経済日報が伝えた。

 長隆精業は資本金5,500万台湾元(約1億5,500万円)のいわゆる孫請け企業。

 8月30日ごろまでを夏季休暇としていた大手メーカーは、休暇明けの生産が危ぶまれたが、現時点では影響は出ていないという。トヨタ車製造の国瑞汽車は、急きょ日本など近隣諸国のトヨタ系メーカーから部品を調達して当面の危機を乗り切る考えだ。

 長隆に業務を発注していた部品メーカーも影響を受けており、長隆から金型を回収した上で、発注を他社などに切り換える予定だ。このうち瑞利企業は、長隆への発注分を高雄の自社工場に切り替えるためには4~5日間を要するとしている。