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ウィストロンと可成、筐体生産で提携か


ニュース 電子 作成日:2009年9月2日_記事番号:T00017660

ウィストロンと可成、筐体生産で提携か

 
 ノートパソコン受託大手、緯創資通(ウィストロン)の林憲銘董事長はこのほど、台湾系の金属筐体(きょうたい)メーカーとの提携を目指す方針を明らかにした。2日付蘋果日報によると、マグネシウム合金製筐体メーカー、可成科技(キャッチャー・テクノロジー)の洪水樹董事長が先日、他社との資本提携による合弁工場の設置に前向きな発言を行ったことから、両社が年内に正式提携を結ぶとの観測が出ている。

 ウィストロンはノートPC用プラスチック筐体大手の巨騰国際控股と既に提携しており、今後さらに他のパーツを手掛けるメーカーにも提携を拡大し、生産の垂直統合を進めたい考えだ。

 一方可成は、同業他社がPCメーカーとの資本提携を進める中で独立を保ってきたが、洪董事長は「従来は技術上の問題から生産拠点を集中させる必要があったが、製造機器の複製能力が向上したことで、各地域に散らばる顧客の近くに工場を設置することが可能になった」と方針転換を説明した。同社はプラスチック筐体への参入も計画している。