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作成日：2009年9月3日_記事番号：T00017676
遠東航空の運航停止取り消し訴訟、原告敗訴
交通部民用航空局が経営破綻した遠東航空（ファーイースタン・エア・トランスポート）の国際線と域内５路線の運航停止を命じる行政処分を下したことに対し、管財人が処分取り消しを求めた行政訴訟で、台北高等行政裁はこのほど、原告の請求を退ける判決を下した。３日付工商時報が伝えた。
台北高等行政裁は、遠東航空側が監督機関である民用航空局の命令を受けたにもかかわらず、期限内に問題点の改善を怠ったとして、処分は正当との判断を下した。
遠東航空は昨年４月に財務危機が表面化。民用航空局は財務問題が会社経営と航空機の安全運航に影響を与えているとして、同年５月に資金確保や従業員の給与未払い問題の解決などを命じていた。しかし、期限内に改善が図られなかったため、遠東航空は国際線全路線と域内５路線（高雄、花蓮、台東、金門、馬公）の運航中止を命じられた。
