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作成日:2009年9月3日_記事番号:T00017688
CULVノート、Q4は戦国時代に突入
コンシューマー向け超低電圧(CULV)プラットフォーム搭載ノートパソコンは、期待されたほどの購買意欲の高まりがいまだ見られないが、マイクロソフトの次期基本ソフト(OS)、ウインドウズセブン(Windows7)の発売を迎える第4四半期が同製品の成長期になると予想されている。米ヒューレット・パッカード(HP)、サムスン電子、明基電通(BenQ)、東芝など各ブランドが9月以降に相次いで新製品を市場に投入するほか、中国のノーブランド業者も低価格で参戦する見通しで、競争の激化が予想される。3日付電子時報が報じた。
CULV搭載機を世界で初めて発売し、市場をリードする宏碁(エイサー)は、他ブランドの参入が相次ぐ中、「高性能低価格」戦略を打ち出しており、「Timeline」シリーズ最低価格の11.6インチ型「1810T」は、市場で最も問い合わせの多い機種となっている。
現在2万~3万台湾元(約5万6,000~8万4,000円)が主流の同製品市場でエイサーは、今後2万元を切る製品を発売する可能性もあるとされる。ハードディスクやメモリー規格の異なる製品で各価格帯を攻めてノーブランド低価格製品に対抗し、シェアを維持したい考えだ。