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エルピーダ増資、TMCが引き受けへ


ニュース 電子 作成日:2009年9月3日_記事番号:T00017691

エルピーダ増資、TMCが引き受けへ

 
 政府主導でDRAM業界再生を目的に設立された台湾創新記憶体(TMC)は、日本のエルピーダメモリとの提携関係をさらに強化するため、エルピーダが行う増資を引き受けるもようだ。3日付経済日報が伝えた。

 エルピーダによると、今回の増資で新株5,500万株を発行し、研究開発(R&D)資金や資本の充実、債務償還に充てる計画だ。市場関係者は、今回の増資による資金調達額が総額785億円に上り、このうちTMCは200億円を出資するとみている。TMCは現在、台湾の大手電子メーカーや行政院国家発展基金からの資金導入を見込んでいる。

 一方、中堅DRAMメーカー、華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)がエルピーダとグラフィックDDRメモリー分野への参入に向け接触しており、市場ではウィンボンドがその延長線上としてTMC陣営に加わる可能性も指摘されている。