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ダライ・ラマ、馬総統の会談回避に理解


ニュース 政治 作成日:2009年9月4日_記事番号:T00017699

ダライ・ラマ、馬総統の会談回避に理解

 
 チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世は3日、台北市内のホテルで仏教団体の関係者ら数千人と会見し、馬英九総統との会談が中国への配慮から実現しなかったことについて、「彼には総統としての職務がある。わたしはそれを理解している」と述べた。4日付中国時報が伝えた。  ダライ・ラマは台湾訪問中、一貫して政治に関する発言を避けた。仏教団体関係者からの馬総統に対する見方の質問には、「馬氏は古い友人であり、心の中では今も以前と変わらぬ友人だ」と笑顔で答えた。
 
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台湾での6日間の日程を終えたダライ・ラマは4日朝、陳市長(右2)らが見送る中、インドへの帰途に就いた(4日=中央社)
 
 ダライ・ラマの今回の訪台は、台風8号(アジア名・モーラコット)の被災者に対する法要のため、民進党の陳菊・高雄市長らの招きによって実現したが、中国は馬政権が訪台を許可したことに強く反発。訪問先の水害被災地や滞在先のホテル前では親中国派による抗議行動も見られた。このため、ダライ・ラマは馬政権関係者との接触を避け、台湾政府の立場に最大限配慮した格好だ。