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台湾のソブリン格付け、フィッチが下方修正を示唆【表】


ニュース その他分野 作成日:2009年9月4日_記事番号:T00017700

台湾のソブリン格付け、フィッチが下方修正を示唆【表】

 
 フィッチ・レーティングスは3日、台北で開いたシンポジウムで、台湾の長期発行体デフォルト格付け(ソブリン格付け)を、年末にかけて下方修正する可能性を示唆した。フィッチによる台湾のソブリン格付けは現在、外貨建てが「A+」、自国通貨建てが「AA」となっている。4日付蘋果日報が伝えた。
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 フィッチは下方修正の可能性について、台湾が台風災害の復興に向けて公債を増発し、財政赤字が拡大すると見込まれる上、経済の全体的状況も低調なためと説明した。

 有力格付け機関のフィッチが格付け下方修正に踏み切れば、台湾政府、企業の海外での資金調達条件が悪化するほか、外資の台湾株に対する評価にもマイナス影響を与えるのは必至だ。

 政府は台風水害の復興費用を調達するため、1,200億台湾元(約3,390億円)の起債を計画しているが、フィッチ幹部は「行き過ぎた起債は財政赤字に不利な影響を与える」と懸念を表明した。