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中国人観光客の引き戻し、ダライ・ラマ訪台が障害に


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年9月4日_記事番号:T00017703

中国人観光客の引き戻し、ダライ・ラマ訪台が障害に

 
 交通部観光局は3日、台風8号(アジア名・モーラコット)による一部観光地被災などで減少した中国人観光客を引き戻そうと9月中旬に予定していた、中国の旅行業者やメディアの招待会が延期になったことを明らかにした。チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世訪台の影響とみられ、台風被災、新型インフルエンザ(H1N1型)流行で打撃を受けている旅行業界にとって、新たなマイナス要因になっている。4日付蘋果日報などが報じた。

 頼瑟珍観光局長は、8月に来台した中国人観光客は1日平均1,500人だったが、今後1週間は同1,000人余りまで減少するとの見通しを示した。

 また朱善璐・南京市党委書記が、同市大手企業8社からなる調達団を率いて4日に来台する予定がキャンセルになったと報じられたが、同日付工商時報は、取りやめではなく延期になっただけという関係者の声を伝えた。同関係者によると南京市調達団は、10月に予定されている梁保華・江蘇省共産党委書記率いる2,000人規模の調達代表団と合同で来台することになるという。

 ただ観光局は、この江蘇省調達団の来台も、ダライ・ラマ訪台の影響で変更される可能性があるとしている。