ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中鋼10〜11月の台湾域内価格、平均8.61%値上げ【表】


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年9月4日_記事番号:T00017707

中鋼10〜11月の台湾域内価格、平均8.61%値上げ【表】

 
 中国鋼鉄(CSC)は3日、10~11月の台湾域内向け鉄鋼製品の価格値上げを発表し、鋼板、熱延・冷延製品、電磁コイルなどについて、1トン当たり953~3,600台湾元(約2,690~1万200円)引き上げた。平均値上げ幅は8.61%。ただ、台風8号(アジア名・モーラコット)被害からの復興工事向け鉄鋼製品については4.4%の値上げにとどめる。4日付工商時報が伝えた。
T000177071

 
 中鋼によると、熱延製品は欧米で現在1トン当たり662~661米ドル、アジアでも宝鋼集団など中国メーカーで3カ月連続の引き上げにより税抜き600米ドル以上、日本の第4四半期FOB(本船渡し条件)価格も熱延で600米ドルとなっており、「中鋼の価格は値上げ後も依然国際相場を下回っている」と強調した。

 市場では、中鋼は今回の値上げで、第3四半期に上半期の損失を帳消しにした上で、12月価格が安定すれば通年で100億~120億元の利益を確保できるとみている。ただ中鋼の鍾楽民・執行副総経理は、「100億元以上の利益達成はかなりの努力が必要」との見方を示した。