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力晶とライテック、中国・遼寧沿海産業基地に進出か


ニュース 電子 作成日:2009年9月4日_記事番号:T00017713

力晶とライテック、中国・遼寧沿海産業基地に進出か

 
 中国遼寧省、遼寧(営口)沿海産業基地の管理委員会弁公室によると、DRAM大手の力晶半導体(PSC)と光ディスク大手の錸徳科技(ライテック)が、同基地への進出を検討している。4日付経済日報によると、力晶の黄崇仁董事長とライテックの楊慰芬副総裁が数度にわたり視察に訪れており、同基地と初期段階の合意を形成したという。
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遼寧(営口)沿海産業基地は、富士康にとって初めての中国・東北地区での生産拠点だ(3日=中央社)

 呉中華・同基地管理委員会弁公室主任によると、両社との契約協議は始まっていない。ただ、台湾系企業としては▽鴻海科技集団(フォックスコン)傘下、富士康国際(FIH)▽化学原料の長興化学工業(エターナル・ケミカル)傘下、長興光電材料工業(営口)──が既に入居しており、今後基地内に「台湾産業園」を設立することも検討している。このため、広東省の東莞台商協会が台湾系企業の入居を支援することになっている。

 同基地は、中国の国家プロジェクト「遼寧沿海経済ベルト」の重点地区。使われなくなった塩田を再開発したもので、第1期44平方キロメートルのインフラはすべて完成している。基地を擁する営口市の域内総生産(GDP)成長率は、昨年20.3%、今年1~4月18.7%と高水準を保っている。