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ダライ・ラマとの面会回避、「中国の圧力あった」=馬政権幹部


ニュース 政治 作成日:2009年9月7日_記事番号:T00017731

ダライ・ラマとの面会回避、「中国の圧力あった」=馬政権幹部

 
 チベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世の台湾訪問中、馬英九総統をはじめ政権と国民党の最高幹部はダライ・ラマとの面会を回避したが、中国が事前に馬政権に対し、ダライ・ラマと会わないよう要求していたことが政権幹部の話によって明らかになった。6日付自由時報が報じた。

 ダライ・ラマの訪台に際し、中国は▽記者会見を開かせない▽政権上層部が会わない▽講演を行わせない──の3点を台湾側に要求したと報じられていた。実際に、海外メディアを交えた記者会見は中止となり、講演会の規模は縮小され、馬総統や劉兆玄行政院長らも会わなかった。政権幹部によると、状況を総合的に分析した結果、総統府、行政院、国民党とも最高幹部がダライ・ラマと会わないことを決めたという。

 いわば中国側の圧力を受け入れた形で、自由時報は、馬政権の中国傾斜政策が台湾の主権を損なっていると批判した。