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企業の雇用者数、金融危機後で初のプラス成長


ニュース その他分野 作成日:2009年9月7日_記事番号:T00017735

企業の雇用者数、金融危機後で初のプラス成長

 
 工業およびサービス業における企業の雇用者数が6月、628万5,000人と前月比0.23%増加し、金融危機が発生した昨年9月以降で初めて前月比プラス成長に転じた。行政院主計処の発表を基に5日付工商時報が報じた。

 5月の雇用者数は627万人だったため、昨年8月の665万人から9カ月間で38万人減ったことになる。これは過去最悪の減少幅だ。そのうち、いわゆるホワイトカラーの職種が6万人、ブルーカラーが32万人を占め、6月の前月比増加数もホワイトカラーが1万人、ブルーカラーが4,000人と、非正規雇用の多いブルーカラー層が、金融危機により特に強い影響を受けたことがうかがえる。

 6月の平均月給はホワイトカラーの職種が5万311台湾元(約14万2,000円)、ブルーカラーが3万1,693元で、ともに下落が続いている。主計処は、景気の回復とともに雇用者数の増加は見込めるが、非正規雇用が増え、平均月給はこれまでのような安定成長は期待できないとしている。