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中国で複数社による保険合弁、解禁か


ニュース 金融 作成日:2009年9月7日_記事番号:T00017739

中国で複数社による保険合弁、解禁か

 
 中国の保険会社との合弁に関し、合弁相手を1社に限るとした従来の規制が見直される可能性が出てきた。

 7日付工商時報によると、外資が中国に保険子会社を設立する場合、現在は合弁対象が1社、出資比率が50%未満に制限されている。しかし、中国が世界貿易機関(WTO)に加盟した際、合弁相手を1社に限ることは明文化されておらず、制限は中国側の内規として運用されてきた側面がある。このため、台湾側は複数による合弁を認めるよう中国側に働き掛けていく方針だ。

 複数による合弁解禁は、中台間の金融監督に関する覚書(MOU)による制約を受けないため、解禁が決まれば、覚書締結前でも新たな合弁の動きが表面化する可能性がある。当面は国泰金融控股系列の上海国泰人寿保険、台湾人寿系列の君龍人寿保険(キング・ドラゴン)、新光金融控股系列の新光海航人寿保険に第三者が出資する可能性が指摘されている。