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VIA幹部、低所得者向け銀行の設立に関心


ニュース 金融 作成日:2009年9月7日_記事番号:T00017740

VIA幹部、低所得者向け銀行の設立に関心

 
 チップセット大手、威盛電子(VIAテクノロジーズ)の陳主望・総経理特別助理が、徐中雄立法委員(国民党)と共同で、貧困層・低所得者向けのマイクロファイナンス(小口金融)機関の設立に関心を見せている。7日付経済日報が伝えた。

 陳氏はVIAの王雪紅董事長のおいに当たり、昨年の金融危機発生当時、多くの家庭が子供の教育費を支払えなくなる事態を目の当たりにして、海外のマイクロファイナンス機関のモデルを台湾に持ち込めないかと考えた。

 陳氏がモデルにしているのは、バングラデシュのノーベル平和賞受賞者、ムハマド・ユヌス氏が提唱して設立された「グラミン銀行」だ。同行は低金利の無担保融資を主に農村部で行っている。陳氏らは同様の銀行を台湾に設立し、社会的弱者を救済することを考えている。

 徐立法委員は「貧困者向け銀行の設立は計画中だ。法律を定めて設立するか、半官半民の基金会とするかなどが検討課題だ。民間企業の寄付も受け付けたい」と説明した。