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インテルと中華電信のSI合弁、構想を白紙化


ニュース 電子 作成日:2009年9月7日_記事番号:T00017753

インテルと中華電信のSI合弁、構想を白紙化

  
 米インテルは経済部、中華電信との合弁によるシステム統合(SI)会社設立構想を白紙化し、提携先を遠伝電信(ファーイーストーン・テレコミュニケーションズ)、威邁思電信(VMAXテレコム)に変更する方向で接触を開始したもようだ。5日付工商時報が伝えた。

 中華電信は「合弁会社の将来構想について、インテル側と共通認識に達しなかった」と述べた。

 一方、経済部は行政院国家発展基金による出資で合弁に参加する考えだったが、今後はインテル側に台湾の他の通信会社と合弁を促す方針だ。インテルは既にVMAXテレコムに19%を出資している。

 合弁会社の発足は、次世代移動通信規格のWiMAX(ワイマックス)に関する技術規格を統合し、新興市場に進出することが狙い。

 中華電信との交渉決裂を受け、経済部はVMAXテレコム、遠伝電信、大同電信とインテルとの接触を仲介した。このうち、固定電話、携帯電話、WiMAXの免許を保有し、中国移動通信(チャイナ・モバイル)による出資計画もある遠伝電信は、インテルの合弁相手として最有力候補となっている。