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8月CPIは前月比1.8%上昇、デフレ懸念を払拭【図】


ニュース その他分野 作成日:2009年9月8日_記事番号:T00017763

8月CPIは前月比1.8%上昇、デフレ懸念を払拭【図】

 
 行政院主計処の7日発表によると、8月の消費者物価指数(CPI)は106.17ポイント(2006年を基準値=100)で前月比1.8%上昇(前年同月比0.81%下落)した。卸売物価指数(WPI)は104.43ポイントで同2%上昇(前年同月比11.24%下落)だった。物価高騰傾向がみられた前年同月との比較では依然マイナスだが、主計処第3局の呉昭明科長は「デフレ圧力は既になくなり、物価は今後も緩やかに上昇する」と、初めてデフレ懸念を払拭する発言を行った。8日付経済日報が伝えた。

 主計処は、現時点での物価はデフレ、インフレの懸念がなく、経済成長に有利な状況だと指摘した。なお、この1カ月で、予測の1年分を上回る上昇がみられたため、上昇傾向を注意深く見守る必要があるとしている。
 
 8月は台風8号(アジア名・モーラコット)などによる農作物被害で、野菜が前月比54.46%上昇、果物が19.42%上昇したことにより、食物全体のCPIは6.66%の上昇となった。

 WPIでは基本金属、化学材料、石油および天然ガスのすべてが上昇した。また輸入物価は前月比2.09%上昇、輸出物価も同1.36%上昇した。