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デザートの鮮芋仙、「本部が搾取」と加盟店抗議


ニュース 商業・サービス 作成日:2009年9月8日_記事番号:T00017767

デザートの鮮芋仙、「本部が搾取」と加盟店抗議

 
 仙草ゼリーなど台湾式デザートを販売するチェーン店「鮮芋仙」の加盟店経営者50人以上が7日、本部に高額の費用を請求され、慢性的な赤字経営を強いられているとして、抗議の声を上げた。8日付自由時報が伝えた。

 鮮芋仙をフランチャイズ展開する休カン国聯集団(イージーウェイ・グループ、カンはもんがまえに月)は、加盟店は毎月200万台湾元(約570万円)の売り上げがあり、6~15カ月で投資コストを回収できると対外的に宣伝し、加盟店を集めている。しかし、加盟店経営者の主張によると、本部から市価を上回る内装費や原材料費を請求され、台湾全土127店舗のうち、黒字転換を果たしたのはわずか15店舗前後にとどまっているという。加盟店経営者は本部が合法的手段で資金を吸い上げているとして、不満を募らせている。

 加盟店経営者は「特に昨夏以降に開店した店舗は、(金融危機などの影響で)赤字が深刻だ。内装費や減価償却費を含まずに毎月10万元も赤字が出ている」と不満を語った。

 これに対し、休カン国聯集団のマーケティング担当者は「投資回収期間を保証したことはない。加盟店がどれだけの期間で黒字転換を果たせるかは、経営者の腕次第だ。業績不振は金融危機の影響が大きい」と反論した。