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作成日：2009年9月8日_記事番号：T00017768
国泰世華銀、中山北路のビル売却へ
国泰世華銀行は７日、担保物件として保有する台北市中山北路のオフィスビル（11階建て、面積294.33坪）の売却に向けた公開入札を15日に実施すると発表した。８日付工商時報が伝えた。
同ビルは中山北路と民権東路の交差点にあり、通信システム会社の三光惟達が差し入れた担保物件。最低入札価格は15億台湾元（約42億円）で、土地１坪当たり510万元に相当する。同行は裁判所による競売も検討したが、評価額が低かったため、自社で物件を買い取っていた。その後、支店として活用することも検討したが、付近にも支店があることからメリットがないと判断して売却を決めた。
銀行法によれば、銀行の担保物件は４年以内に処分しなければならないが、監督機関の認可があれば延長も可能だ。同行は昨年10月に売却入札の実施を公告したが、金融危機を受け、売却期限の１年間繰り延べが認められた。
