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正隆紙業、10月に工業用紙値上げ


ニュース その他製造 作成日:2009年9月8日_記事番号:T00017769

正隆紙業、10月に工業用紙値上げ

 
 製紙大手の正隆紙業は、原料の古紙やパルプ価格上昇のため、10月から工業用紙価格の1トン当たり1,000台湾元(約2,800円)の値上げを決定した。6月の8~10%値上げに続く、今年2度目の値上げとなる。同業大手の永豊餘造紙も追随する見通しだ。8日付経済日報が伝えた。

 古紙の台湾域内価格は、年初の1キログラム当たり1.5元から、現在4元近くまで上昇している。主に古紙輸出開放によるもので、輸出停止措置が採られなければ5元まで上昇する可能性もあるとされ、正隆は業界への悪影響に強い懸念を示している。また、国際価格も年初の1トン当たり105元から150元に上昇しており、年内は上昇が続く見込みだ。さらに短繊維パルプの国際価格も現在1トン当たり1万6,000元と、今年最高を記録している。

 同社はコスト上昇圧力を受け、アート紙についても9月から1トン当たり1,800元の値上げに踏み切ったばかりだ。