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豊興鋼鉄、鉄筋価格を300元値下げ


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2009年9月8日_記事番号:T00017771

豊興鋼鉄、鉄筋価格を300元値下げ

 
 鉄筋大手の豊興鋼鉄は7日、今週の鉄筋のオファー価格を1トン当たり300元引き下げ、1万7,500台湾元(約4万9,500円)とした。またスクラップ鋼買い取り価格も同400元引き下げた。南部の海光企業などもこれを受けて追随値下げする。8日付工商時報が伝えた。

 なお豊興は今回、線材価格については1トン1,500元の値上げを行った。

 豊興の実際の鉄筋取引価格はオファー価格を500元下回る1万7,000元程度となるもようだ。林明儒董事長によると、鉄筋原料の国際スクラップ鋼価格が先ごろ30米ドル下落したことを反映させたものだ。業者によると、中国の鉄鋼メーカーでスクラップ鋼の在庫水位が上がり、買い取りを控えていることによるものだという。

 林董事長は、スクラップ鋼の国際相場はやや下がっているものの、その他亜鉛や銅、鉛、錫などの原料価格は上昇傾向にあるため、鉄筋価格下落の余地は限られると分析した。