劉兆玄行政院長による内閣総辞職の発表を受け、９日付中国時報が20歳以上の台湾住民818人を対象に電話で行った世論調査によると、総辞職をプラス評価を与えた人は66％に上った。また馬英九総統の施政に対し「満足」と答えた割合は40％で、台風８号（アジア名・モーラコット）による水害発生10日後に行われ、就任以来最低を記録した前回調査時から約10ポイント回復した。
また、今後の施政に対する信頼度も前回調査より13ポイント上昇の53％となっており、今回の総辞職による内閣改造が、一定の信頼回復につながったようだ。
このほか、次期行政院長への就任が決まった呉敦義・国民党副主席兼秘書長に対する支持率は48％、次期行政副院長の朱立倫・桃園県長に対する支持率は65％だった。
今回の調査は、ギャロップ社に委託して行われ、信頼度は95％、誤差は±3.5％。
