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クラウド研究センター、工研院が設立


ニュース 電子 作成日:2009年9月9日_記事番号:T00017809

クラウド研究センター、工研院が設立

 
 工業技術研究院(工研院)8日、クラウドコンピューティング研究センター「雲端運算行動応用科技中心」を設立した。李鍾熙工研院院長は「クラウドコンピューティングは情報産業に革命的変化をもたらす技術で、台湾企業にいち早く商機をつかんでほしい」と設立目的を説明した。9日付工商時報が伝えた。

 同センター主任(センター長)には、米シマンテックのリサーチ・ラボでコアリサーチディレクターを務めた闕志克氏が就任。闕主任は「台湾企業はコンシューマー向け電子製品などハードウエア生産を得意とするが、システムソフトウエア分野に弱いため、これを補っていきたい」と述べた。

 また、高額な設備を必要とした従来のデータセンターと違い、クラウドコンピューティングを利用すれば、低コストでハードと高性能ソフトを一体化する効果が得られるため、新たなビジネスモデルを業界に提供できると語った。工研院によると、200人規模の企業で管理コストを30%低減できるという。

 今後同センターは、▽メモリーとチップなどのハード▽システムソフトウエアサービス▽クラウドコンピューティングの応用研究――の3分野に分けて研究に取り組む予定だ。