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クアンタの8月ノート出荷、コンパル下回り2位か 【図】


ニュース 電子 作成日:2009年9月9日_記事番号:T00017811

クアンタの8月ノート出荷、コンパル下回り2位か 【図】

 
 ノートパソコン受託生産の世界最大手、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)は8日、8月のノートPC出荷台数が、市場予測を上回る300万台(前月比3.2%減)となったと発表した。ただ、先ごろ仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)の陳瑞聡総経理が、8月の出荷台数は330万台を上回り過去最高になったとの見通しを示したことから、クアンタは4~5月、7月に続き2位にとどまった可能性が強まっている。9日付工商時報が伝えた。
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 クアンタの8月連結売上高は前年同期比2.1%減、前月比3.1%減の600億5,100万台湾元(1,695億円)だった。8月までの累計では4,484億1,800万元となり、前年比減少幅は15.3%まで縮小した。出荷台数が前月比減となったことについては「予想通りで、マイクロソフトの次期基本ソフト(OS)、ウインドウズセブン(Windows7)の10月発売に合わせ、顧客への出荷が9月に集中したため」としている。

 同社は第3四半期の出荷台数を前期比20%増、第4四半期も同20%増を見込んでおり、通年では3,600万台を目指す。一方コンパルは9月の出荷台数で400万台突破を目指すものの、第4四半期予測は前期比10%増で、通年出荷台数ではクアンタが首位を守るものとみられている。