英金融専門誌バンカーは９日、アモイで開かれた「海峡両岸銀行業サミット」で、2008年の台湾の銀行ランキング上位25行、および中国の上位50行を初めて中国語で発表した。同ランキングによると、台湾の上位３行は、台湾銀行、兆豊国際商業銀行、中国信託商業銀行（ＣＴＢＣ）で、台湾で最もランクを上げた銀行は中信銀という結果となった。10日付経済日報などが伝えた。
バンカー誌によると中信銀は、金融業界が低迷した昨年、純利益４億4,000万米ドルを上げ、総資産利益率（ＲＯＡ）が0.9％、資本利益率（ＲＯＣ）が15.58％と、ともに上位25行中最高だった。
バンカー誌はまた、台湾の上位25行のティア１自己資本比率の平均成長率が22.4％を保ったことを挙げ、08年の台湾の銀行業界は厳しい環境にもかかわらず、総じて安定成長したとまとめた。
なお、中国の上位３行は、中国工商銀行、中国銀行、中国建設銀行となった。
