欧州最大のホテルチェーン、仏アコーホテルズ傘下の高級ホテルブランド「ノボテル」の桃園国際空港店、「諾富特華航桃園機場飯店」が11月1日にオープンする。10日付工商時報が報じた。
ホテルオープンを記念して、ホテル宿泊券や航空チケットが当たる抽選イベントが10月から桃園空港で催される(9日=中央社)
9階建ての同ホテルは、中華航空(チャイナエアライン)が建設し、経営をノボテルに委託したもの。客室360室のほか、24時間利用可能なレストランや、宴会場、プール、スポーツジムなども備える。宿泊料金は3,500~3,800台湾元(約9,800~1万700円)で、オープン当初はキャンペーン価格2,988元も打ち出す予定だ。海外からのビジネス客や観光客のほか、契約済の航空会社4社の乗務員らが利用者全体の40%を占めると見込む。初年度は客室稼働率50%を目指す。
アコーホテルズのビンセント・レライ大中華営運副総裁は、「台湾はアジアの主要旅行目的地であると同時に、中台直航便の開通でビジネス面での重要性も高まっている」と指摘。今後も台湾企業との提携によるホテル展開を進めたいと意欲を示した。
アコーグループは傘下に10ブランドを擁し、世界90カ国・地域に4,000店を展開するが、台湾進出は初めて。ノボテルホテルは香港やバンコクの空港など世界各地に392軒ある。