ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

シリコンウエハー日米大手が減産、台勝科などに恩恵


ニュース 電子 作成日:2009年9月10日_記事番号:T00017842

シリコンウエハー日米大手が減産、台勝科などに恩恵

 
 10日付経済日報によると、シリコンウエハー業界では、日SUMCO(サムコ)が減産を行うと報じられたことに続き、米MEMCエレクトロニック・マテリアルズが9日、8インチ工場2基の閉鎖計画を発表したことを受け、供給減少による価格上昇の動きが出ている。台塑集団(台湾プラスチックグループ)傘下の台塑台湾勝高科技(フォルモサ・サムコ・テクノロジー)は既に顧客と値上げ交渉に入ったもようだ。また、半導体ウエハー世界最大手の信越化学工業から生産を受託する崇越科技(トプコ・サイエンティフィック)も恩恵を受ける見通しだ。

 MEMCはテキサス州とミズーリ州の生産拠点を2010年と11年に閉鎖し、拠点をアジアに移す計画だ。

 業界関係者によると、サムコが12インチウエハーで1割、8インチで3割の減産すると報じられたことで、価格は既に1割上昇しており、MEMCの生産調整により、今後主流の8インチで供給量が減少し、さらに価格が上昇する見通しだという。