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呉敦義・新行政院長、「効率高い行政目指す」


ニュース 政治 作成日:2009年9月10日_記事番号:T00017847

呉敦義・新行政院長、「効率高い行政目指す」

 
 行政院長に就任した呉敦義氏は9日、今後の施政方針について経済日報のインタビューに対し、「『行動、再建、経済振興』を柱とし、効率の高い行政を目指す」と表明した。劉兆玄・前行政院長が進めてきた経済・財政政策については、「大きな変更は必要ない。現在の適度な開放政策を引き続き推進する」と語った。10日付経済日報が報じた。
 
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新内閣名簿を発表する呉敦義・新行政院長(9日=中央社)
 
 呉行政院長は、「当面の最重要任務は(台風水害からの)復興だ」との認識を示した上で、「新型インフルエンザ(H1N1)対策、経済振興も重要で、政策に偏りが生じてはならない」と語った。

 また、台風による被害が高雄県で特に深刻となったことに言及した上で、「防災・復興策を強化するためには、中央と地方の間に、以前の台湾省政府のような役割を持つ機関が必要」との考えを示し、新たな組織を立ち上げる可能性を示唆した。

 また、族群(エスニックグループ)間の対立解消を目指し、「就任後できるだけ早く与野党の立法院議員団を訪問して支持を取り付けたい」と表明した。蔡英文・民進党主席と会見する可能性もあるとしており、「泛藍陣営と泛緑陣営の間の懸け橋となるべく、全力を尽くす」と抱負を語った。