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苗栗県で販売の豚肉、有害物質を検出


ニュース 農林水産 作成日:2007年7月30日_記事番号:T00001785

苗栗県で販売の豚肉、有害物質を検出


 苗栗県食肉市場で販売されていた豚肉から28日、有害物質に指定されているクレンブタノールが行政院衛生署の抜き取り検査によって検出された。

 問題の豚肉は彰化県埔塩郷の養豚業者が生産したもので、衛生署はこの業者と嘉義県中埔郷の飼料業者に対して現場調査を実施しており、30日以降に原因が明らかになるとしている。苗栗県食肉市場はこの養豚業者から豚肉の提供を受けないように指導を受け、養豚業者の700~800匹は、新陳代謝によって残留薬物をなくすため、最低2カ月の隔離処分を受けた。なお、クレンブタノールの残留した豚肉がどれくらい市場に出回ったかの調査は難しいもようだ。

 衛生署によれば、豚の肉付きを良くするクレンブタノールはぜんそく薬に成分が似しており、人が服用すると心臓の動悸(どうき)が激しくなったり心拍数が増加するなど、神経系統に悪影響を与える。今月、米国の食品業者が輸入しようとした食肉に残留が見つかり、問題になっていた。30日付中国時報が伝えた。